【これでお祈りメールからも卒業!】ドリルを売るなら穴を売れ!読んでみた
みんな留年してるかーーーーー?
更新が久々になってしまった。トメ子生きております。
大学に復帰したり、就活したり春は忙しいですね。
みなさん、1dayインターンのグループワークで『新商品のPR方法をプレゼンしなさい。時間は30分』とかいきなりお題を出されたことありませんか?
グループの人と一生懸命考えて出した案を社員さんにボロボロにこき下ろされる経験をした人も少なくないのではないでしょうか。
社員さん:『これはね、3Cを使うんだよw ふっw』
トメ子:『いやいや、お前手段の話ばっかりしやがって本質わかってんのかよ!!横文字ばっか使いやがって!ふんっ!こんな会社こっちから願い下げだ!!!!』
とか言ってると本当に"お祈りメール"が来たりします。
こんな悔しい思いをもうしたくないので、マーケティングの本を読んでみました!!!
ドリルを売るなら穴を売れ
内容紹介
モノを売るすべての人に向けたマーケティングの入門書です。
タイトルの「ドリルを売るには穴を売れ」とは、マーケティング業界でよく言わ
れる言葉で、「商品を売るには、顧客にとっての『価値』から考えよ」という意
味です。
本書では「価値」を切り口にして、売り方の基本を「あなたは何を売っているの
か(ベネフィット)」、「誰に売っているのか(ターゲティング)」、「あなた
の商品でなければならない理由はなにか(差別化)」「その価値をどうやって届
けるのか(4P)」という流れに沿って解説していきます。
また解説と平行して、新人マーケッターが閉店寸前のレストランを復活させるサ
ブストーリーも展開されているので、物語として楽しんで読んでいくうちに、解
説の内容がしっかり実感できるようになっています。
ドリル:手段 穴:価値
ドリルが欲しくてドリル買う人って、ドリルマニアっていうちょっと危ない人です。
そこに穴(価値)を開けたいから、ドリル(手段)を買うのだ!
差別化のお話
私がこの本の中で、一番刺さったのが『差別化』のお話
『差別化を図る必要があります!』とかよく聞くけど、そもそも差別化するには強みを理解する必要がある。さらに、対象のターゲットに対して有益なポイントで差別化しないと全然魅力的じゃない。一言で差別化っていっても難しいのだ。
差別化の軸は3つ
・手軽軸(安い・早い・便利)
・商品軸(最新技術・再高品質)
・密着軸(顧客をよく知っている)
これを見た途端、ほーーーーーー!納得!
どんなものにも強み・弱みがあるけど全部この3つのうちのどこかにあてはまる
吉野家は手軽軸、叙々苑は商品軸、お母さんのご飯は密着軸
商材がどの軸なのかを絞って、その軸に合わせたPR方法や価格設定をする。
これが、他の商品との差別化になる。
4Pとの正誤性
せっかく差別化軸をしぼったのに、それが4Pと矛盾していたらトンチンカンなマーケティングになってしまいます
4Pとは
・Product(商品)
・Price(値段)
・Place(領域)
・Promotion(販促)
たとえば、差別化で商品軸を選んだお寿司屋(留年屋)を考えてみましょう。
新鮮で高級なネタと、大将の細やかな気遣い、女将さんとの素敵な会話、恵比寿の人目につきにくい奥ばった場所で、こじんまりとした門構え、カウンターが10席あるだけ。
こんなお店に来るのは一体どんな人たちか
そうです!!!どこぞのIT企業の社長さんが愛人を連れて隔週で来るのです!!!!
ある日の留年屋
女将さん『最近、お客さんの入りが良くないからチラシでも配ろうかしら。渋谷のセンター街で配ったらどうかしら。人もいっぱいいるし♡!』
大将『バカもん!チラシなんて、留年屋の商品軸にあっていない!高級路線でやっていくのに、渋谷のど真ん中でチラシなんて配ってみろ!今いるお客さんはみんな離れていくぞ!』
さて、みなさん女将さんと大将どっちの意見が正しいと思いますか?
そうです!大将です!この女将さんは、女将失格ですね。おバカさんです。
留年屋の店柄、不倫カップルやお金持ちがたくさん来るはずです。そんなお店に渋谷でチラシを受け取った、若いカップルがきゃっきゃしながら来たらどうでしょうか??お店のイメージは崩れて既存客は離れていきますよね。
チラシは手軽軸手法なので、矛盾しています。
まとめ
マーケティングの肝は、この矛盾を排除していくこと!
本自体は、マーケティング初心者にもわかりやすく物語形式で書かれています。
これを読めば、3C・4Pってよく分からない手段の話しかしない奴と差をつけることができます。
『お前3Cとか言ってるけど、今回の真の『価値』ってなに??3C使ってなにを知りたいのよ??』
とドヤ顔で言ってやりましょう。きっと、あなたにお祈りメールが届くことはありません。
留年とマーケティング
で、このマーケティング手法を留年にも使っていくべきだよな。と思ったわけです。
差別化
・ジェネラリスト(広く浅くな人)
・スペシャリスト(狭く深くな人)
自分はどっちになりたいのだろうか。と。
きっと、私はジェネラリスト派です。一つのことをずっとやってるのが無理(弱み)ってのと、瞬発力がある(強み)って点で
そう考えると、自分のやるべき行動も変わってくるなと。
いろんな本を読む・人の話をいっぱい聞く・自分の軸を複数作る。などなど。
大学の勉強以外にも、広い知識を身につけるためにチャレンジし続けなくては。。。と焦るトメ子でした。